「午後問のエクセル表計算の関数が漢字で分かりにくい。。」
「表計算問題の漢字関数を、エクセル関数に置き換えた分かりやすい説明を探している。」
この記事はそんな方へ向けて書いています。
ネット上ではそんなに難易度が高くないと言われる事のある、IT系の国家資格
「基本情報技術者試験」
ちょっと興味あるなと思い、資格取得に向けて勉強をはじめてみました。
勉強をはじめてみて、ガチガチのIT業界の経験のない僕のさわりの感想は
「誰だよ簡単って言ったやつ。。めっっちゃムズイやん、簡単なんてウソやん。。(泣)」
と途方にくれています。
これまでWebデザインに携わって働いてはいましたが、エンジニアというよりデザイナー寄りだった僕は、実際の業務で二進数、ハッシュ関数、浮動小数なんて使ってこなかったもの。。
基本情報技術者試験はシンプルな選択問題の午前問題と、長文を読み解いてとく手強い午後問題があります。
そんな午後の選択問題「表計算」。
エクセルなどの表計算ソフトのSUMなどの関数が、表記が漢字に置き換えられ、その処理の内容を問われる問題が出題されます。
僕はそもそもエクセルの関数をそれほど知っている訳でもない上に、
SUM → 合計
COUNTIF → 条件付個数
といったように関数が漢字で表記され、
午後の選択問題の中で比較的難易度が低いと言われている表計算でさえ、チンプンカンプン
といった状態に陥りました。
そこで、基本情報技術者試験を受験するにあたり自分の勉強も兼ねて、
表計算の漢字関数を分かりやすく、シンプルに、直感的に理解できる様にまとめてみました。
これから受験を控えている方、僕と同じ様なところで苦しんでいる方は是非参考にご覧ください。
今回解説する表計算の漢字関数一覧
合計 | 合計(セル範囲) エクセルでいう「SUM」関数にあたります。 カッコ内のセルの合計を算出して表示します。 |
---|---|
IF | IF(論理式, 式1, 式2) エクセルと同じで、「IF」関数です。 カッコ内の論理式を判定して、真(true)なら式1、偽(false)なら式2の値を返して表示します。 |
条件付個数 | 条件付個数(セル範囲, 検索条件の記述) エクセルでいう「COUNTIF」関数にあたります。 セルの範囲の中から、検索条件で指定された条件を満たすセルの個数をカウントして表示します。 |
整数部 | 整数部(算術式) エクセルでいう「INT」関数にあたります。 カッコ内の算術式で計算された値が小数の場合、その値以下の一番近い整数の値を返して表示します。 |
論理和 | 論理和(論理式1, 論理式2, ・・・) エクセルでいう「OR」関数にあたります。 カッコ内の論理式1、論理式2、・・・の中から1つでも該当する値があれば真(true)を返します。なければ偽(false)を返します。 |
普段エクセルで関数をバリバリ使ったり、プログラミングをバリバリ書いていた訳でもない僕は、正直これだけでも
「あ、ダメだ、寝よう。」
と何度もなりました。
でも大丈夫です。
これから図解入りでもう少し分かりやすく内容を解説していくので、布団くるまる前に確認してみてください。
合計関数(SUM関数)
関数
合計(セルの範囲)
戻り値
合計の数値
説明
「合計」はエクセルのSUM関数にあたる関数です。カッコ内で選択した範囲のセルの数値を合計して表示します。
例
合計(B2:C4)
→ B2からC4の範囲のセルに含まれる数値を合計し、その結果を返します。
IF関数
関数
IF(論理式, 式1, 式2)
戻り値
式1、もしくは式2の値
説明
論理式がtrue(真/あてはまる式)のときは「式1」の値を、false(偽/あてはまらない式)のときは「式2」の値を返します。
例
IF(B1 >= C4, “合格”, “不合格”)
→ 「B1 >= C4」の条件を満たす場合は、式1の「合格」という文字列を返し、満たさない場合は式2の「不合格」を返します。
条件付個数関数(COUNTIF関数)
関数
条件付個数(セル範囲, 検索条件の記述)
戻り値
カウントした個数の数値
説明
カッコ内で指定したセルの範囲の値で、検索条件を満たす値の個数を返します。
例
COUNTIF(B2:C4, “>3”)
→ B2からC4のセルの値で、3より大きい値の個数をカウントして返します。
整数部関数(INT関数)
関数
整数部(算術式)
戻り値
整数の値
説明
算術式の値以下の、最大の整数を返します。
四捨五入ではないので注意。
また、マイナスの値についても「算術式の値以下の、最大の整数」を返すのが注意ポイントです。
例
INT(3.6)
→ カッコ内の「3.6」を少数点以下が切り捨てられ「3」を返します。
INT(-4.7)
→ カッコ内の「-4.7」以下の最大の整数「-5」を返します。
論理和関数(OR関数)
関数
論理和(論理式1, 論理式2, …)
戻り値
true(真)またはfalse(偽)
説明
「論理式1、論理式2、・・・」の値のうち、一つでも論理式に合致する値があれば、「true」を返します。それ以外の場合は「false」を返します。
例
OR(B2 = 10, C2 > 70)
→ B2の値が10、またはC2の値が70以上なら「true」を返します。それ以外なら「false」を返します。
IF(OR(B2 = 10, C2 > 70), “○”, “×”)
→ 論理和関数は、IF関数と組み合わせて使われる場合が多いです。上記の場合はB2の値が10、またはC2の値が70以上なら「○」を返します。それ以外なら「×」を返します。
まとめ
合計 | 合計(セル範囲) 「SUM」関数にあたる。カッコ内のセルの合計を算出。 |
---|---|
IF | IF(論理式, 式1, 式2) 論理式を判定して、trueなら式1、falseなら式2の値を返す。 |
条件付個数 | 条件付個数(セル範囲, 検索条件の記述) 「COUNTIF」関数にあたる。セルの範囲から検索条件で指定した条件を満たす値をカウントして返す。 |
整数部 | 整数部(算術式) 「INT」関数にあたる。小数の値に対してその値以下の一番近い整数の値を返す。 |
論理和 | 論理和(論理式1, 論理式2, ・・・) 「OR」関数にあたる。論理式の中から該当する値があればtrue。なければfalseを返す。 |
基本情報技術者試験の午後の選択問題。
表計算の問題で理解しておく必要のある漢字関数の解説でした。
今回はその中から5つ、合計(SUM)、IF、件付個数(COUNTIF)、整数部(INT)、論理和(OR)につていまとめてみました。
僕も現在勉強の真っ只中ですが、この記事が少しでも同じ様な部分で苦戦中の方のご参考になれば幸いです。
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