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【体験談】知的財産管理技能検定3級を独学で1発合格する方法【2019年7月】

知的財産管理技能検定3級を独学で一発合格する方法【2019年7月試験体験談】

知的財産管理技能検定3級の資格取得の難易度や勉強時間どんな感じ?

20197月、知的財産管理技能検定3級の資格試験を独学で勉強して受験し、無事に1発で合格する事ができました

そこで、僕も試験前に感じていた疑問、

「独学で勉強した場合の勉強時間はどのくらいかかる?」

「資格取得の難易度やコツは?」

「そもそも学科と実技試験の違いって何?」

そういった疑問に対して、実体験を通して感じた試験の難易度やポイント、コツや勉強時間など、自身の体験談や知的財産管理技能検定の概要などをまとめています。

これから資格取得を検討している方や、すでに試験を控えていている方など、ひとつの体験談としてぜひ参考にしてみてください。

知的財産管理技能検定とは?

知的財産管理技能検定とは?

「知的財産管理技能検定」は知財マネジメントスキルを測る国家試験

「知的財産管理技能検定」は政府も資格取得を推奨している国家試験です。

今回僕が受験した3級では、特許、意匠、商標などの権利についてや、それらの知的財産に関する国際的な条例、著作権やそれに付随する民法などについての入門的な知識を勉強しました。

 

知的財産管理技能検定の概要

試験日程

3月・7月・11月の年3回試験アリ。

試験日願書受付期間試験結果の通知
3月10月~2月上旬4月下旬頃
7月2月~6月上旬9月頃
11月6月~10月上旬1月頃

知的財産管理技能検定の試験日程は級位共通で3月・7月・11月の年3回試験があります。

願書受付期間は試験日から逆算して約5〜1.5ヶ月前まで。

試験結果の通知は試験日より約2ヶ月後に通知されます。

 

試験場所

受験は全国どこでもやっている訳ではないので事前に確認を。

北海道・岩手・宮城・千葉・東京・神奈川・石川・長野・静岡・愛知・京都・大阪・兵庫・岡山・広島・山口・愛媛・福岡・沖縄の大学などの指定の施設。
※詳しくは公式サイトをご確認ください。

全国各地で行われている訳ではなく主要な都市で開催されています。
試験の詳細な会場については、試験の応募ののちに試験当日より約2週間程前に受験票と共に通知がありました。

 

実施機関

一般財団法人知的財産研究教育財団
(http://ip-edu.org/

 

資格の種類とレベル

3級・2級・1級の3つの級位がある。級位をまたいだ併願受験は不可。

3級知的財産管理の職種における初級の技能者が通常有すべき技能及びこれに関する知識の程度(知的財産管理に関する業務上の課題を発見し、大企業においては知的財産管理の技能及び知識を有する上司の指導の下で、又、中小・ベンチャー企業においては外部専門家等と連携して、その課題を解決することができる技能及びこれに関する初歩的な知識の程度)を基準とする。
2級知的財産管理の職種における中級の技能者が通常有すべき技能及びこれに関する知識の程度(知的財産管理に関する業務上の課題を発見し、大企業においては知的財産管理の技能及び知識を有する上司の指導の下で、又、中小・ベンチャー企業においては外部専門家等と連携して、その課題を解決でき、一部は自律的に解決できる技能及びこれに関する基本的な知識の程度)を基準とする。
1級知的財産管理の職種における上級の技能者が通常有すべき技能及びこれに関する知識の程度(知的財産管理に関する業務上の課題の発見と解決を主導することができる技能及びこれに関する専門的な知識の程度)を基準とする。

3級・2級・1級の3つの級位があります。

1級については特許専門業務、コンテンツ専門業務、ブランド専門業務の3つの分野に別れています。

併願受験はできません。

 

直近の合格率

3級【学科試験】約64% / 【実技試験】約75%
2級【学科試験】約45% / 【実技試験】約39%
1級【(ブランド)学科試験】約45%
【(特許)実技試験】約95%

第32回の試験より合格率を計算してみました。

1回分のデータなので、そこまで正確なデータとは言えないですが、ざっくりとは参考になるはず。

1級はそもそも受験者がとても少なかったので、上記合格率はあまりあてにしない方が良いです。

3級は比較的合格しやすそうですが、2級から2人に1人以下の合格率になっています。

3級を実際に受検してみた後に上記数字を計算してみましたが、3級については合格率は確かに上記くらいかなぁという感じです。(正直もう少し高いかもという体感の試験でした。)

ですので、3級については公式テキスト問題集を一冊づつ購入してひと通りキチンと勉強すればまず合格はできるだろうという試験でした。

 

受験資格

受験資格の設定アリ。受験前に確認を。

知的財産管理技能検定は各級位について受験資格の設定があります。

受験資格の設定をざっくり抜粋すると

3級知的財産に関する業務に従事している者または従事しようとしている者。
2級・3級技能検定の合格者。
・知的財産に関する業務について2年以上の実務経験を有する者など。
1級・3級技能検定の合格者(※1)で、知的財産に関する業務について2年以上の実務経験を有する者。
・2級技能検定の合格者(※1)で、知的財産に関する業務について1年以上の実務経験を有する者
・知的財産に関する業務について4年以上の実務経験を有する者など。

という感じです。

その他にも受験資格の設定はあるので、詳しくは公式サイト を一度確認してみて下さい。

3級についての受験資格は「知的財産に関する業務に従事している者または従事しようとしている者」という事で、基本的には自分の意思さえあれば受験できます。

ちなみに、受験にあたりその意思を何かしらの形で証明したり提示を求められる事もありませんでした。

僕自身、いきなり2級を受験しようかなという考えもありましたが、2級についてはいきなり受験できるかどうか正直判断が難しいところでした。

というのも、3級の資格を持っていなくても「知的財産に関する業務について2年以上の実務経験を有する者」はいきなり2級からの受験も可能だからです。

実務経験の有無の内容について調ベてみるも、Web制作に携わってきたなら該当するようなしないような…、という感じです。

しかも、最終的な実務経験については自己申告制との事で、第三者による証明は不要。

自己判断で受けれない事もなさそうでしたが、最終的にとりあえずまず3級を受験してみる事に決めました。

人によってはいきなり2級、1級からも受ける事も不可能ではない試験ではあります。

検討中の方は条件に該当するかどうか1度調べてみてみる事をオススメします。

 

受検料

各級位の取得には、「学科試験」+「実技試験」の試験料の納付と合格が必要。

等級試験の種類受検料受検料合計
3級学科試験5,500円11,000円
実技試験5,500円
2級学科試験7,500円15,000円
実技試験7,500円
1級
(特許専門業務/コンテンツ専門業務/ブランド専門業務)
学科試験8,900円31,900円
実技試験23,000円

各等級を受検するにあたり、現在の必要な受検料は上記の通りになります。

試験は学科試験と実技試験があり、両方を受検し合格する事で3級なら「三級知的財産管理技能士(管理業務)」という称号を手にすることができます。

僕はクレジット決済にてWebサイトから3級の試験に応募したところ、

11,000円(3級受検料合計) +  420円(事務手数料) = 11,420円

事務手数料含め合計の受験料は「11,420円」を支払い受検を受けました。

 

試験内容と合格ライン

知的財産管理技能検定3級

項目学科試験実技試験
試験方式筆記試験
(マークシート方式 3肢択一式)
筆記試験
(記述方式)
試験時間45分45分
問題数30問30問
合否条件70%以上の正解70%以上の正解
試験項目http://www.kentei-info-ip-edu.org/library/pdf/saimoku03_n.pdf
テキスト&問題集

今回僕が受検した知的財産管理技能検定3級の試験の内容をまとめると上記のようになります。

「筆記試験」と「実技試験」と2つの項目がありますが、どちらも筆記試験です。

違いは「筆記試験」が「マークシート方式」、「実技試験」が「記述方式」というところです。

ポイントは問題数が少なめで70%以上の正解が合格基準というところです。

その為、一問あたりの得点の割合が高くなり、間違いが許されるのは9問以内ということになります。

時間は各試験45分で、1問あたり1分30秒解く時間があります。

僕が試験を受けた感想としては、落ち着いて解いていけば時間が足りないという事はありませんが、解いた後に一通り解答を見直す時間は少し足りなかった感じでした。

また、試験対策として公式テキスト問題集を一冊づつ購入して勉強しました。

僕は3級を受けるにあたり必要な書籍はその2冊で十分でした。

 

2級と1級の試験内容についても公式サイトで詳しく公表されていますので、受検を検討している方は公式サイトを確認してみてください。

 

受検に必要なもの

  • 受験票2枚(提出用ち受検者控え)
  • 筆記用具(マークシート記述用の黒鉛筆またはシャーペン、消しゴム)
  • 本人確認書類(運転免許証、個人番号カード、学生証など)
  • 腕時計(僕の受けた会場には時計は設置されていませんでした)

 

応募から試験、合格通知までの大まかな流れ

<受験日の約5〜1.5ヶ月前>
受験の申し込みをする。

公式Webサイトまたは、郵送にて受験申し込みできます。

受検料の支払い。
Web応募なら申し込み時に支払い

<試験の約2週間前>
受検票の発行通知。
Web応募なら公式サイトのマイページよりダウンロードして印刷しておく

試験日

<翌日>
試験の解答発表

<約2ヶ月後>
合格証到着


申し込みから合格証の到着まで、約4ヶ月ほどの日程になります。

 

勉強時間や独学での勉強方法など。個人的な体験談

知的財産管理技能検定3級取得の体験談

今回受検した内容は?

知的財産管理技能検定の3級の学科と実技を受検しました。

 

独学での勉強期間は?

2週間ほどキチンと勉強すれば十分合格できる。

ズバリ約3週間です。

7月21日の試験日に向けて、7月の頭から約3週間ほど勉強をしました。

僕は約3週間ほどちょこちょこ勉強しましたが、勉強をしてみての感想は、合格を目指すだけなら2週間ほどキチンと勉強すれば十分合格できると感じました。

要領の良い人なら1週間での合格も不可能ではないと思います。

3級に関していえば、それほど範囲は広くなく、またそれほど深い内容の問題は出題されません。

勉強の内容は特許、実用新案、意匠、著作権やそれに伴う世界的な条約の種類と特徴、知的財産に関わる様々な法律の勉強になります。

要はひたすら暗記する勉強です。

1発合格した独学の勉強方法

「公式テキスト」+「問題集1冊」+「無料配布過去問」で、合格ラインを超えるレベルになる事ができる。

僕が試験までに取り組んだ独学の勉強法は以下の様な感じになります。

【1〜3日目】公式テキストをとりあえずひと通り読む。

【4〜9日目】問題集をひと通り解く。

【10〜13日目】公式サイトより過去問をダウンロードし一通り解く。

【14〜16日】各法律の要点をエクセルで表にまとめてみる。

【16〜19日目】問題集をもう一度ひと通り解いてみる。

【20日目】試験前日。ざっくり公式テキストを確認する。

上記からわかる通り、そんなに変わった事は別にしていません。

公式テキスト一冊、問題集一冊、公式サイトで配布されている3回分の過去問で勉強し一発で難なく合格する事ができました。

プラスアルファでした部分は、少し期間的に余裕があったので、勉強中に特許と実用新案と意匠と商標の申請方法や条件、期間などが頭の中でごっちゃになってきたので、エクセルで表にまとめてみたりしてました。

 

試験当日の雰囲気、年齢層、男女比や人数は?

僕が受検した3級の試験は、大学のキャンパス内で試験を受験しました。

同地域の方が集まり一斉に試験を受けるという感じで、かなり多くの人の中試験を受けました。

男女比は半々くらい、また、年齢層も幅広く10代〜40代くらいいる様に感じました。

 

試験当日は、

受検会場に到着。
3級試験の行われる教室を入り口で確認。
教室に到着。自分の受験番号のふられた席につく。

試験官による試験の説明。
筆記用具を机の上に準備。
スマホは電源を切って机の上に置いておく様に指示される。

「学科」試験開始

休憩

学科試験の開始前と同様に、試験官による試験の説明。

「実技」試験開始

終了。解散

という流れで試験を終えました。

 

独学で試験1発合格する為のポイントやコツは?

知的財産管理技能検定を独学で試験1発合格する為のポイントやコツは?

学科試験と実技試験の違いって、何?

「学科」と「実技」の違いは、試験がマークシート式か記述式かの違いなだけ。

「実技試験」って名前だけ見ると、何かしら管理技能を試すための筆記以外の試験をされそうなイメージがします。

僕も最初は何かやらされるのだろうか?と思ってました。

しかし実際の内容は、記述式の問題を解く試験を受ける

というだけです。

また、「学科試験」はマークシートの問題を解く試験を受ける事になります。

 

基本は暗記。範囲は広くないので混同しない様に整理して覚えるのがコツ。

  • 基本は暗記。混同しやすい内容なので、表などにまとめてみると整理して覚えやすい。
  • 法律の変わりめの時期の受検は注意。過去問の解答が法律が改正されて間違っている場合がある。

勉強内容は特許や著作権などの法律についてひたすら暗記する勉強になります。

3級は公式テキストもそれほど分厚く無く、深いところまで問われない為ボリューム自体は多くないです。

僕が苦戦したポイントは、特許、実用新案、意匠、商標、の権利取得までの流れや必要な期間が似ている様で微妙に違うところを整理して覚える事です。

「特許は出願公開の制度があるけど、意匠はあったっけ?」

「特許は出願審査請求がいるけど、商標は必要だったっけ?」

「登録異議申し立てができる期間は商標は確か登録公開から2ヶ月だったけど、特許って何ヶ月だっけ?」

など混同してしまいそうなポイントが沢山出てきます。

それをきちんと整理して覚える必要があります。

 

また、法律変更の節目だと注意が必要です。

「問題集には著作権の保護期間は著作者の死後50年ってなってるけど、公式テキストには70年に変わっているはず…」

「新規性喪失の例外条件の適用を受ける為の期間が6ヶ月から1年に変更されてる…」

みたいなところもありました。

過去問を手に入れて解く際もそういった部分は注意が必要です。

 

過去問は公式サイトで無料で手に入ります。

過去3回分の過去問は公式サイトより無料で手に入いる。

過去問は公式サイトより、直近3回分の問題を「無料」で手に入れる事ができます。

過去問と解答のみの配布ですので解説は付いていないですが、数学の様に解説が無ければ理解できないという訳でもないので十分に役に立ちます。

本番で何かしら面食らう事がない様に実際の試験問題として解いておけば安心です。

 

国家試験だが難易度は低く取りやすい。

国家試験ながら難易度低めで取りやすく、身近で活用できる知識が手に入る。

上位の級位になればもちろん難易度は上がりますが、3級を受験した僕の個人的な感想としては、国家試験ながら難易度の低いの取りやすい資格だなと感じました。

僕は国家試験で他にITパスポートも持っていますが、勉強した感じは知的財産管理技能検定試験の方が断然取りやすかったです。

著作権などは誰でも身近で携わる事も多くあると思います。

そういった事もあってか、僕自身勉強自体は興味を持って取り組む事ができました。

 

使用したテキストや書籍

僕が知的財産管理技能検定の3級を取得するために使用した勉強用の書籍は、厚生労働大臣から指定を受けて知的財産管理技能検定の試験業務を行なっている、知的財産管理技能協会の編集している公式テキスト知的財産管理技能検定 3級公式テキストと、問題集として知的財産管理技能検定3級厳選過去問題集で勉強をしました。

過去3回分の過去問は、知的財産管理技能検定の公式サイトから無料でダウンロードできるのでそれを利用しました。

公式テキスト1冊と問題集1冊、無料の過去問3回分。

これで本番は90%程の正解率が取れました。
(今のとこまだ合格通知期間前なので自己採点ですが。)

資格取得の為に購入が必要な勉強用の書籍は、この2冊で十分いけました。

 

知的財産管理技能検定3級公式テキスト知的財産管理技能検定3級公式テキスト

 

知的財産管理技能検定3級問題集知的財産管理技能検定3級問題集

 

まとめ

知的財産管理技能検定を独学で一発合格する方法ーまとめ

全くの前知識なく、思い立ってから約3週間ほどの勉強期間で取得した知的財産管理技能検定の概要と体験談でした。

最近色々と資格を取るための勉強をしていますが、知的財産管理技能検定を取得するための勉強は、身近なところですぐに役に立てる事ができそうな知識という事もあり、楽しく興味を持ってする勉強する事ができました。

この記事が資格の取得を検討している方、これから試験を控えている方の少しでもお力にしていただく事ができれば幸いです。

 

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