Macのターミナルの使い方。Unixの基本コマンドと意味の一覧まとめ【入門編】｜最果てデザイナーの今更はじめるライフスタイルデザイン

「Macでターミナルのコマンドの使い方を忘れた…。」
「unixの基本的なコマンドと意味を一覧でサッと確認したい。」

この記事はそんな方へ向けて書いています。

エンジニアがGitやサーバーを操ったり、サイトやアプリ開発の際の必須知識「unixのコマンドライン」。

「全部暗記していないので今一度確認したい。」といった入門者や、「コマンドを忘れてしまった。」といった方へ向けて、基本的なunixコマンドと意味をサッと確認できる一覧をつくってみました。

いざという時の確認用として、お困りの時にご活用ください。

1 Unix系OSの基本的なコマンドと使い方
2 覚えておくと便利なコマンドライン操作のコツ
3 まとめ

Unix系OSの基本的なコマンドと使い方

階層、ディレクトリを表示、移動するコマンド

pwd	カレントディレクトリ（作業中の階層）の確認。（print working directoryの略）型：pwd 例：Mac:~ user $ pwd
ls	ディレクトリ（フォルダ）の中身を表示。「ls（エルエス）」（listの略）型：ls 例：Mac:~ user $ ls
cd	指定したディレクトリ（フォルダ）に移動。（change directoryの略）型：cd 【ディレクトリ名】例：Mac:~ user $ cd Documents
cd ..	一つ親（上の階層）のディレクトリ（フォルダ）に移動。型：cd .. 例：Mac:~ user $ cd ..
cd	ホームディレクトリ（フォルダ）へ移動。型：cd 例：Mac:Documents user$ cd

ファイルの複製、ファイルを移動させるコマンド

cp	ファイルをコピーし複製する。 (copyの略) 型：cp 【コピーするファイル名】【新しいファイル名】例：Mac:Documents user$ cp sample.txt sample_b.txt → sample.txtファイルをコピーされ、新たにsample_b.txtが作成されます。
cp -r	ディレクトリ（フォルダ）をコピーし複製する。型：cp -r 【コピーするディレクトリ名】【新しいディレクトリ名】例：Mac:Documents user$ cp -r poetry poetry_b → poetryフォルダがコピーされ、新たにpoetry_bフォルダが作成されます。
mv （ファイルの移動）	ファイルを移動させる。（moveの略）型：mv 【移動させたいファイル名】【移動先のディレクトリ】例：Mac:Documents user$ mv sample.txt ../Desktop → sample.txtファイルが、Documentsフォルダ内から１つ上の階層にあるDesktopへ移動します。
mv （ディレクトリの移動）	ディレクトリ（フォルダ）を移動させる。型：mv 【移動させたいディレクトリ名】【移動先のディレクトリ名】例：Mac:Documents user$ mv poetry ../Desktop → poetryフォルダ（ディレクトリ）が、Documentsフォルダ内から１つ上の階層にあるDesktopへ移動します。
mv （ファイル名の変更）	ファイル名を変更する。型：mv 【現在のファイル名】【新しいファイル名】例：Mac:Documents user$ mv sample.txt test.txt → sample.txtからtest.txtにファイル名を変更します。
mv （ディレクトリ名の変更）	ディレクトリ（フォルダ）名を変更する。型：mv 【現在のディレクトリ名】【新しいディレクトリ名】例：Mac:Documents user$ mv poetry penguin → poetryからpenguinにディレクトリ（フォルダ）名を変更します。

ファイル、ディレクトリ（フォルダ）を作成、削除するコマンド

touch	空ファイルを新規作成。型：touch 【新規作成するファイル名】例：Mac:Documents user $ touch penguinlove.txt → penguinlove.txtファイルを新たに作成します。
cat	ファイルの中身を表示。型：cat 【ファイル名】例：Mac:Documents user $ touch penguin_love.txt → penguin_love.txtファイルの中身を表示します。
mkdir	ディレクトリ（フォルダ）を新規作成。（make directoryの略）型：mkdir 【新規作成するディレクトリ名】例： $ mkdir penguin_cute → penguin_cuteディレクトリ（フォルダ）を新たに作成します。
rm	ファイルを削除。（removeの略）型：$ rm 【削除するファイル名】例：Mac:Documents user $ rm penguin_kurorekisi.txt → penguin_kurorekisi.txtファイルを削除します。
rm -r	ディレクトリ（フォルダ）を削除。型：rm -r 【削除するディレクトリ名】例：Mac:Documents user $ rm -r penguin_yami → penguin_yamiディレクトリ（フォルダ）を削除します。

覚えておくと便利なコマンドライン操作のコツ

tabキー	入力途中でtabキーを押すと、残りの文字を予測補完してくれます。
「↑」キー	上矢印キー「↑」で過去に実行したコマンドを呼び出して入力できる。

コマンドの入力途中につづりを忘れた、過去に実行したコマンドをもう一度使いたい、そんな時は、tabキーや矢印キーを合わせて使うとコマンドラインを便利に使いこなす事ができます。

まとめ

unix系OSの基本的なコマンドラインまとめ

pwd	カレントディレクトリ（作業中の階層）の確認。
ls	ディレクトリ（フォルダ）の中身を表示。
cd	ディレクトリの移動。（「cd ..」で１つ親ディレクトリへ、「cd」のみでホームディレクトリへ移動します。）
cp	ディレクトリ・ファイルを複製。（ディレクトリの複製は「cp -r」）
mv	ディレクトリ・ファイルの移動、ディレクトリ名・ファイル名の変更。
touch	ファイルの新規作成。
mkdir	ディレクトリの新規作成。
rm	ディレクトリ・ファイルの削除。（ディレクトリの削除は「rm -r」）