普段の生活で理不尽なトラブルを泣き寝入りしていませんか？
法律が大人の喧嘩の武器。
身近なトラブルに関する法律を、新人司法書士の主人公を通して学べる漫画「カバチタレ」。
本記事では「カバチタレ！第１巻」から学んだ、トラブル回避に使える法律をまとめています。
身近なトラブルの不安を解消したい方は是非参考にしてみてください。
目次
しらばっくれる事ができない「内容証明郵便」
重要な文章を記した郵便を送ったが、届いていないの一点張りをされた。。
知らぬ存ぜぬで押し切られたくない重要な内容を記した郵便を送りたい。
そんな場合は「内容証明」の郵便が有効です。
内容証明は、郵便物の文書の内容を証明する扱いを受けた郵便です。
いつ、いかなる内容の文書を誰から誰あてに差し出されたかということを、差出人が作成した謄本によって郵便局が証明する制度です。
内容証明の郵便は書留で送られる為、相手に手渡しで渡されます。
ですので、内容証明の郵便を利用する事により、郵便物を届けた相手に「そんな手紙は知らない」「届いていない」といった言い逃れができなくする事ができます。
何か重要な勧告を相手に通告する場合などに利用する事ができます。
ブラック企業に対抗。案外厳しい労働基準法
従業員に「罰金払え！」は逆に罰金もしくは懲役。
給料はキチンと全額払わないといけない。
働いていると失敗したり、思う様に営業成績が伸びない時があります。
そんな時に上司や経営者が
「損失出した分はお前が払え！」
「営業成績足りない分はお前の財布から補填しろ！」
などと言ってお金を取られたり、給料を不当に減らされたりしたら違法です。
労働基準法第16条で禁止されています。
社長や経営者、上司がどういう口実をつけても、給料は全額払わないといけません。
違反した場合は、逆に使用者が罰金または懲役に処されます。
罰金などと口実をつけて簡単に給料を減らしたりしたりする事はできません。
「明日から来るな！」は簡単には通用しない。
社長や上司が逆上して
「明日から来るな！今月分の給料も出ないからな！」
と言われた事はありませんか？
これを本当に実行に移されたら違法です。
従業員をクビにする場合は30日前に勧告、または1ヶ月分の給料を予告手当として払わなければいけない。
という法律があります。
違反すれば使用者は罰金、最悪懲役がつきます。
離婚歴は消せる！？戸籍は綺麗に見せる裏技がある。
転籍申請をすれば自由に本籍を移せます。
本籍を他の役所の管轄に移した新しい戸籍では、離婚歴などがあっても消えた様に見せる事ができます。
何月何日からの戸籍かキチンと確認する様にしましょう。
書類は簡単にサインしてはダメ。
法的な根拠を安易に作るとドツボにはまる。
詫び状なども事実を認めるので無ければ、その場で気安く書いてはいけません。
さらに判子を押して無くても「押印の代わりに自署する」という文言とサインすると法的に効力を持ってしまいます。
押印はもちろん、書類にサインする時は十分に内容を吟味した上でサインしましょう。
法外な賠償金を吹っ掛けられて応じられない場合、
一旦納めてしまう「供託」という方法がある。
弁済を拒まれ値段をふっかけられて相手が応じてくれない。。
そんな場合は「供託」という方法があります。
「供託」とは第三者となる供託所に金銭を預ける事で、相手が受け取りを拒んでる場合でも、法的に金銭を支払った事にできます。
相手がすでに支払われた金銭に不服があるなら、今後は民事裁判をしなければいけない事になります。
この状態で裁判を通さずに金銭を要求してきたら、正当な権利がなく金銭を要求してきている事となり恐喝罪が適用される場合があります。
状況により身を守る為に利用できる方法です。
まとめ
無闇にトラブルは起こしたくないものですが、無防備な状態で歩んでいると標的にされたり、無用なトラブルに巻き込まれかねません。
カバチタレ！第1巻を読んでみて、無用なトラブルを起こさない為にも最低限の法律という武器を携えておく事は必要だと感じました。
また、内容も普段の生活の中に潜むトラブルに関する法律の知識がどんどん出てきて、とても興味深く読み応えがありました。
漫画一冊読む事で、もし本書の内容にある様なトラブルに巻き込まれた時スムーズに解決する事ができればコスパは抜群です。
普段の生活の中に潜むトラブルの不安解消にも繋がる面白い一冊でした。
これから地道に全巻読んで行こうと思います。
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